仏陀画屋-BuddhaGaYa-のブログです。
2013.07.03 Wednesday
7月下旬に宮城県美術館で開催されるポン・デ・ザール展に出品する予定です。
そこで、去年インドへ行ったときに撮った、リスと戯れてるおじさん達がいい笑顔で好きなので、これを描こうと思いました。
で、新しいHPも作り直したことだし、もうちょっと日本画というものをわかるようにしたいなぁと。
日本画の本を見ながら我流で描いてるので、これが正しい日本画だとは言えませんが。
こういう描き方してる人がいますよ、という感じで制作過程を公開しようかなーと思います。
お手本はこの写真↓

以前、余った麻紙(厚手の和紙の一種。本画作成に向く)を張ったF6のパネルがあるのでそれに描こうと思います。
大きくない絵なのでデッサンや小下絵を描かずに原寸で下図を描きます。時間ないし(←本音)。

人物などの位置関係を変えたり、後ろのパイプが邪魔なので描かなかったりしています。
写真をそのまま忠実に描くより、描きたいものを描く方が好きなので^^;
そもそも日本画はそんなに写実的な描写に向いてない気がします。
ちょっと中心の人物が小さいかな…上下もう少し余裕あるし修正するかも。
さて、下図を描いたら線画、と思ってたのですが先に和紙に胡粉(貝殻で作った白色顔料)を塗って下処理した方が良さそうなので、日本画の絵具を溶くために必要な膠液を作ります。
膠は動物の皮や骨から作った接着剤です。コラーゲンです。煮るとゼリーのニオイがします(笑)

左が三千本膠、右が粒膠。
四角い粒の鹿膠や最初から液状のものもあります。
粒膠の分量の感覚忘れたので三千本膠を使います^^;
参考にした本には「150ccの水に三千本膠1本」と書かれていたので、その半分で作ります。

手で折ったりニッパーで切ったりして程よい大きさにします。
硬くて弾け飛んだりするので布をかぶせて折った方が良いです(←弾け飛んだ人)。
三千本膠半分を75ccくらいの水で数時間ふやかしました。
他の本だと1本に対して水300ccと書いているのもありました…まぁ、どうせ水で調節しながら描けるので大丈夫です、きっと。
膠は色がついているので、濃すぎると絵具の発色が悪いし乾燥したときにひび割れるらしいです。逆に薄すぎると接着力が落ちる。
最初は濃いめ、仕上げに近づくにつれて薄めにするといいとか。
その辺は描いていくうちに勘で分かってくる部分だと思うので、今はあまり気にしません(笑)

ふやかしたら、沸騰させないように注意しながらごく弱火で煮ます。

溶けたら清潔な布で漉して、ゴミやアクを除きます。

膠液完成!
ジャムの空き瓶に入れてます。
コラーゲンなので、煮凝りやゼリーと同じです。放っとくと腐ります。
粗熱が取れたら冷蔵庫へ。
冷えると固まるので使うときに湯煎で溶かします。
腐った膠は冷えても固まりません。そしてかなり臭いです(@@;
今日はここまで!
搬入は22日です。
こんなペースで間に合うのかって不安はありますが、まぁ、公募展じゃないし小さい作品なので、なんとか…間に合わせ…られたらいいな><;
そこで、去年インドへ行ったときに撮った、リスと戯れてるおじさん達がいい笑顔で好きなので、これを描こうと思いました。
で、新しいHPも作り直したことだし、もうちょっと日本画というものをわかるようにしたいなぁと。
日本画の本を見ながら我流で描いてるので、これが正しい日本画だとは言えませんが。
こういう描き方してる人がいますよ、という感じで制作過程を公開しようかなーと思います。
お手本はこの写真↓
以前、余った麻紙(厚手の和紙の一種。本画作成に向く)を張ったF6のパネルがあるのでそれに描こうと思います。
大きくない絵なのでデッサンや小下絵を描かずに原寸で下図を描きます。時間ないし(←本音)。
人物などの位置関係を変えたり、後ろのパイプが邪魔なので描かなかったりしています。
写真をそのまま忠実に描くより、描きたいものを描く方が好きなので^^;
そもそも日本画はそんなに写実的な描写に向いてない気がします。
ちょっと中心の人物が小さいかな…上下もう少し余裕あるし修正するかも。
さて、下図を描いたら線画、と思ってたのですが先に和紙に胡粉(貝殻で作った白色顔料)を塗って下処理した方が良さそうなので、日本画の絵具を溶くために必要な膠液を作ります。
膠は動物の皮や骨から作った接着剤です。コラーゲンです。煮るとゼリーのニオイがします(笑)
左が三千本膠、右が粒膠。
四角い粒の鹿膠や最初から液状のものもあります。
粒膠の分量の感覚忘れたので三千本膠を使います^^;
参考にした本には「150ccの水に三千本膠1本」と書かれていたので、その半分で作ります。
手で折ったりニッパーで切ったりして程よい大きさにします。
硬くて弾け飛んだりするので布をかぶせて折った方が良いです(←弾け飛んだ人)。
三千本膠半分を75ccくらいの水で数時間ふやかしました。
他の本だと1本に対して水300ccと書いているのもありました…まぁ、どうせ水で調節しながら描けるので大丈夫です、きっと。
膠は色がついているので、濃すぎると絵具の発色が悪いし乾燥したときにひび割れるらしいです。逆に薄すぎると接着力が落ちる。
最初は濃いめ、仕上げに近づくにつれて薄めにするといいとか。
その辺は描いていくうちに勘で分かってくる部分だと思うので、今はあまり気にしません(笑)
ふやかしたら、沸騰させないように注意しながらごく弱火で煮ます。
溶けたら清潔な布で漉して、ゴミやアクを除きます。
膠液完成!
ジャムの空き瓶に入れてます。
コラーゲンなので、煮凝りやゼリーと同じです。放っとくと腐ります。
粗熱が取れたら冷蔵庫へ。
冷えると固まるので使うときに湯煎で溶かします。
腐った膠は冷えても固まりません。そしてかなり臭いです(@@;
今日はここまで!
搬入は22日です。
こんなペースで間に合うのかって不安はありますが、まぁ、公募展じゃないし小さい作品なので、なんとか…間に合わせ…られたらいいな><;
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